リクジロウちゃん
ぼくもこどものころ、
どんどん歯がはえてきたことがありました。
おかあしゃんはウヒャウヒャよろこんで、
ぼくの口の中のしゃしんを
とったりして大はしゃぎでした。
いまでもぬけた歯を
小さなまるい缶に入れて
たいせつにとっておいてあるみたいですよ?
リクジロウちゃんはもうすぐ大人の歯になるんですね。
りっぱな歯になったらカリカリごはんも
すばやくいっぱい食べられるようになりますね。
でもきちんと歯がいれかわらないと、
サメのような口になってしまうらしいですよ?
サメになったら海をおよげるかもしれませんが、
やっぱりぼくは
ぬくぬくの毛布にくるまっているほうがすきです。
あったかい毛布は
世界でいちばん素晴らしいもののひとつです。
ここが世界のチュウシンだとおもいます。
しかし
おかあしゃんは「よいっぱり」なので、
なかなかおふとんにはいろうとしません。
ゆうしょく後につかれて「ねおち」すると、
ちゃんとおふとんにはいってねるのが遅くなります。
そうするとたいてい
「ミケネコ・ド・ソレイユ」もさわぎはじめます。
妹たちにはぼくのハリーではあそばせないけどね。
「うしみつどき」というものになっても、
まだ「四角い板」でドラマをみたり、
お絵かきしたりしようとするので、
そのときはぼくはすばやく抗議します。
まったく困ったおかあしゃんです。
リクジロウちゃんやリクジロウちゃんのマミーは
「はやねはやおき」ですか?
つぐちゃんより