リクジロウちゃん
ぼくのおともだちは、ハリネズミのハリーです。
ハリーはわたでできています。
すこしまえ、
おかあしゃんはどこからか、
たくさんハリーをつれて来てくれました。
「リクジロウちゃんのところへハリーを一匹、里子にだそうね。またいっぱい買ってあげるから」と、
ひきだしでたいきしていたハリジロウをつれていきました。
ぼくはこんどはパンダを買ってもらうやくそくをしたので、
どうぞごえんりょなくリクちゃんのおともだちにしてあげてください。
今日ぼくはいちにちじゅうおかあしゃんとハリーとすごしました。
おかあしゃんがシューマツというもののおかげでいえにいたからです。
それなのにときどき、
いもうとのみけねこたちが、
ボウソウレッシャのように、
ぼくやおかあしゃんをふんずけて走りまわって、
スイミンボウガイをしていたんですよ。
ニャマイキないもうとたちです。
「三毛猫というものは、そうとうなオテンバね。まるでミケネコ・ド・ソレイユね」
とおかあしゃんが言っていましたがつぐちゃんにはよくいみがわかりません。
ぼくにはそんないもうとたちがいますが、ほんとうのきょうだいのことはしりません。
あかちゃんのとき、みちばたでひとりでいたところを、ろしあじんのおねえさんにひろわれ、
てんじゃんさんに助けられすうかげつかんそだててもらいました。
リクちゃんにはほんとうのきょうだいがいますか?
おぼえていたらすごくエラいなと、つぐちゃんはおもいます。
つぐちゃんより